プログラム  (2024年8月24日 〜25日)

 

24日()

 

A(323教室)

B(322教室)

10:0010:50

中谷実伸(福井工業高等専門学校)

グラフ電卓TI-nspire入門から線形代数での活用例〜初歩から固有値固有ベクトルまで〜

グラフ電卓の初歩から、その活用例として線形代数、特に行列の取り扱いについて紹介します。簡単な計算から固有値の問題までを考えてみます。

相場大佑・長水壽寛(福井工業高等専門学校)

データの共有(PC利用)

Vernier Graphical Analysis 用いると、センサーを用いて収集したデータが簡単に共有できます。簡単なデモ実験とデータの共有を体験して頂きます。

 

11:0011:50

坪川武弘(福井工業等専門学校・元)

グラフ描画と数式処理を体験してみよう--関数とその微分を例として-

コロナ禍の前まで「初心者講座」を続けてきました。数学の学習へのテクノロジー利用を一緒に体験し,考えてみましょう。今回は関数の定義とその描画方法,数式処理を扱います。授業での使い方を交換しましょう。

半田 真(東京女学館高等学校)

距離センサーの前で歩く

昨年度の私の勤務校での実践ビデオをお見せします.その上で,参加者の皆さんが教師役になって,計測していただくWorkshopにしたいと思います.当日は,距離センサーを使ってみたいと思っている方と実演していきたいと思います。

 

 

 

13:0013:50

勢子公男(東京理科大学)

微分の再考察についてのヒント

微分の定義やその後の取り扱いについて、再考察に取り組んでみた。ここでは、インターナショナルバカロレア対応の教材をもとに、微分やそのグラフについて日本教育との比較も兼ねてワークショップを交えながら考えてみたい。

 Eric Chin (T3 Asia Manager)

Coding with TI-Technology
Dive into the world of coding and technology, this workshop is designed for educators and enthusiasts eager to explore programming and by using TI-Technology. In this workshop, the participants will gain practical experience in learning fundamentals of coding in Python by using TI-Nspire graphing calculator and an array of practical skills to apply in education setting.

14:0014:50

勢子公男(東京理科大学)

積分についての再考察とそのヒント

積分の区分求積法についての考察やその後の取り扱いについて取り組んでみた。ここでは、インターナショナルバカロレア対応の教材をもとに、日本教育との比較も兼ねながらワークショップを通して考えてみたい。

<上記の内容>…… 1コマです。

Eric Chin (T3 アジア マネージャー)
TI テクノロジーを使用したコーディング
コーディングとテクノロジーの世界に飛び込みましょう。このワークショップは、プログラミングを探求し、TI テクノロジーを使用したい教育者や愛好家向けに設計されています。このワークショップでは、参加者は TI-Nspire グラフ電卓と教育現場で応用できるさまざまな実践的なスキルを使用して、Python でのコーディングの基礎を学ぶ実践的な経験を積むことができます。

 

15:0015:50

中澤房紀(T3JapanNaoco Inc.

 

分散、標準偏差

分散、標準偏差の計算を視覚化することで、その意味を理解する。直線回帰の概念も視覚化します。参加者にはスマホ等を用いて、3秒間隔で10回のラップを刻んでもらい、そのデータをもとに誰が最も優秀かを考えます。計算はインターナショナルバカロレアで使われるTI-Nspireを使用します。

 

 

グラフアートカンファレンス

321教室

 

16:0016:50

中澤房紀(T3JapanNaoco Inc.

 

正規分布になるデータをもとに確率を考える / 適合度の検定

グラフ化、計算はインターナショナルバカロレアで使われるTI-Nspireを使用します。前者は確率密度関数をもとに「面積が確率」になることを確認します。ここでは「累積分布関数」「累積分布逆関数」を扱います。後者では、このサイコロの品質に問題はないか。理論値と実測値のズレを算出して検定を行います。ここではカイ二乗分布を使います。

 

 

25日()

 

A(323教室)

B(321教室)

10:0010:50

河合伸昭(岡山県立邑久高等学校)

温故知新 アルキメデスに「知恵」を学ぶ

アルキメデスのプリンセプトの写本には、アルキメデスが曲面で囲まれた部分の面積や体積を求める方法が記されており、現代数学でも厳密なものでした。彼は放物線と直線で囲まれた部分の面積を、縮小する相似三角形の無限和を二重帰謬法で求める方法と、「てこの原理」を適用する方法で計算しました。これは、高校数学のパターンや公式の適用とは異なり、「知恵」を活用しています。この「知恵」が「数学活用」であり、グラフ電卓を使って学ぶことを目指しています。

石塚 学(栃木県立栃木高等学校)

「金王八幡宮の算額を解き、派生事項に感動?しよう。」

渋谷にある金王八幡宮の算額(江戸時代の数学の絵馬)について、漢文を解釈して数学的に解き、派生する内容をICTを用いて考察する。マレーシアと日本の高校生が、英語でコミュニケーションしながら算額の解法に取り組む様子も、動画でご覧いただけます。

 

 

11:0011:50

坪川武弘(福井工業高等専門学校・元)

線形代数を用いたデータ処理 最小二乗法と正規方程式--

実データの解析に用いる近似法として最小二乗法はよく使われています。これと同等な方法として正規方程式を用いることがあります。これは線形代数の利用として良い教材と思います。TI-Nspire でその仕組みを学んでみましょう。

半田 真(東京女学館高等学校)

ボールバウンドを距離センサーで計測

参加者自身が,バスケットボールを距離センサーの下で落として,その様子を計測していただくWorkshopにしたいと思います.実際に距離センサーを使ってみたいと思っている方を対象に,参加者が機器を操作してみる機会を提供できればと思います.その上で,計測した内容をもとに教材化する方法を検討していく機会にしたいと思います。

 

 

 

13:0013:50

中澤房紀(T3JapanNaoco Inc.

 

金融リテラシー

インターナショナルバカロレアでも出題される金融の問題を扱います。ここでは、現実の問題をFinance Solver関数を使って解きます。支払回数、年利、現在価値、毎回の支払額、将来価値、1年当たりの支払回数、複利計算する1年当たりの回数、期末支払いか期首支払いなどを設定して目的の値を求めます。

長水壽寛(福工業高等専門学校)

統計の教材(PC利用)

私が行なっている、Excel を用いた統計の授業(@ データの整理、A 統計的推定・検定)の進め方を紹介します。また、回帰直線のところでは、外れ値の扱い方についてみなさんと意見交換をしたいと思います。

 

14:0014:50

勢子公男(東京理科大学)

関数の極限についての一考察

極限についての意味と理解を主に無限大の場合に考察します。入出力時の数値やグラフの様子を取り扱うために,グラフ電卓を利用したインターナショナルバカロレア対応の教材を元にしてワークショップ形式で皆さんと意見交換できたらと思います。

 

 

■ 会場 <3号館>