プログラム  (2026年8月22日 〜23日)

 

22日()

 

A(702会議室)

B(704会議室)

10:0010:50

中谷実伸(福井工業高等専門学校)

グラフ電卓TI-Nspire入門から探求課題への活用まで

グラフ電卓の基本的な使い方、線形代数などの授業での活用、そして電卓を活用した探求課題について、紹介をさせていただきます。

渡辺信(創志数学研究所)

計算力の信頼性

グラフ電卓の特徴はグラフを描くことにあったが、現在は数学ソフトに場所を譲った。最も信頼できる計算力に期待したい。ピタグラス数の拡張を例に現在の使い方を考えた。

11:0011:50

勢子公男(元東京理科大学)

数式指導にグラフ関数電卓を利用することについて

参加の皆様と共に行うワークショップを通して、グラフ電卓TI-NspireCXのCAS機能を利用した方程式の題材を中心に、どのような教材の指導方法がありどのような数学の考え方を育成することができるのかなど、これからの中等教育における数学教育について考えてみたい。AI時代の教育大衆化に伴う数学教育について語り合う機会になれば幸いである。

万田和志(ケニス)

ワイヤレスセンサの物理実験への活用

ワイヤレスセンサを用いて斜面台での等加速度直線運動や単振動・振り子実験の動作解析を行います。メーカーならでは視点で各センサの実験における得意なこと・不得意なことを解説します。またワイヤレスセンサと同時に活用できるアプリケーションを使用して、結果のリアルタイム表示やグラフでの実験結果の可視化も行います。数学と物理の橋渡し教材としてワイヤレスセンサに触れていただければ幸いです。

 

 

 

13:0013:50

中澤房紀(T3Japan,Naoco Inc.)

数学教育におけるテクノロジー

数学教育の世界を、気がつけば30年以上歩き続けてきました。米国NCTMへの参加を皮切りに、T3カンファレンスや学校視察を通じて、教育現場におけるテクノロジー活用の変遷を見てきました。その後、教育のデジタル化は北欧を中心に急速に広がりましたが、現在はさまざまな課題も明らかになっています。ここでは、人間の習性や学習特性を踏まえながら、教育におけるテクノロジーの課題を整理し、テクノロジーのあるべき位置づけについて議論したいと思います。

金子政由(元 山梨県立中央高等学校定時制 教諭)

GeoGebraを使った金属の結晶構造の立体的な解説

GeoGebraを用いて金属の結晶格子(体心立方格子、面心立方格子、六方最密構造)を作成し、回転させたり切断させたりすることにより、単位格子中の原子数、配位数、充填率、原子半径の計算、結晶の特徴などを視覚的に理解できるように解説します。教材の作成方法につても解説します。

14:0014:50

勢子公男(元東京理科大学)

数式指導に関数電卓を利用することについて

日本でも生徒1人1人がtablet等のTechnology を端末として学習ができる時代になってきた。しかし数学学習の教育現場での利用や指導は、まだまだ一進月歩であるとも考えている。ここでは、改めて数学教育とは何かについて再考察する機会としたい。また具体的なワークショップとして、TI-30XBを使って中学校の数式学習を題材から、数の性質を変換機能で調べたり、代入計算の機能を使って数を探究したりして見ようと思う。さらに関数電卓を授業で利用するとしたらどんなことに使えどんな数学の学びが育成できるだろうかなどを考えてみたい。ご参加の皆様と共にTechnology時代の数学教育について意見交換できれば幸いである。

半田 真(東京女学館高等学校・中学校)

GeoGebraのCASを用いた統計的な推測の指導

GeoGebraで標準正規分布の確率密度関数を定義し,それを積分することで確率が計算できます.正規分布表に頼らず,確率や5%水準ではなくても臨界値をCASのsolve機能を用いることで求められます.これを利用して高校二年生の「数学B」の授業で実践してみました.その実践報告です。

15:0015:50

上床 孝樹(愛媛大学附属高等学校)

グラフ電卓で迫る空石積みの魅力

空石積みは、地域の風土や生活に根ざした日本の伝統的な技術であり、景観や共同体のあり方を映す文化遺産です。本研究では、フィールドでのデータ収集とグラフ電卓を活用した視覚化手法を組み合わせ、石積み構造特性の分析を試みてみました。

16:0016:50

中澤房紀(T3Japan,Naoco Inc.)

CGの世界は「行列による一次変換の集合」

2032年度からの実施を目指して進められている次期学習指導要領の改訂では、文部科学省の作業部会において、確率・統計・微分積分・行列といった AI・データサイエンスの基盤となる数学を一体的に学べる体系へ再編する方針が示されています。これを踏まえて、CG(コンピュータグラフィックス)の3Dモデルの位置・向き・大きさが行列で制御されていることを体系的に整理し、高校で扱える教材を提案します。

半田 真(東京女学館高等学校・中学校)

ボールの自由落下計測,他

ボールの自由落下を距離センサで計測します.計測したデータを参加者の皆さんとcsvで共有し,グラフ化することで教材化の方法を検討させていただきたいと思います。

 

 

グラフアートカンファレンス
603会議室 13:00〜

 

23日()

 

A(702会議室)

B(704会議室)

10:0010:50

坪川武弘(福井高専(元))

テクノロジー利用の先進国の入試問題から見えること

ビクトリア州(オーストリア)の大学入試相当問題を解きながら、テクノロジー利用の実例を検討します。例年行なっている初心者講座を兼ねます。

石塚 学(栃木県立栃木高等学校)

垂直二等分線が紡ぐ奇(軌)跡−日常事象や算額に潜む円錐曲線−

「垂直二等分線」をキーワードに、折り紙での軌跡や懐中電灯の光の観察から円錐曲線を導き、ICTを活用してその構造を理解します。さらに、算額(江戸時代の数学の絵馬)に潜む円錐曲線の奇跡について考察します。子供から大人までワクワクするような体験を用意しています。

11:0011:50

堀尾直史(椙山女学園大学)

個に応じた的確な発問を求めて

優れた教具やテクノロジーを使っても、それらを子どもに提供するタイミング、順序、方法、発問内容、発問やヒントのタイミングなどの工夫が必要である。ここではアイトラッキング装置「アイマークレコーダーEMR-10」を参加者に装着して教具を操作してもらい、被験者がどこを見ているときにどんなヒントを与えたら視点がどう動き解決に辿り着いたかを実演してもらい、他の参加者とともに考えてもらう予定である。(協力:株式会社ナックイメージテクノロジー)

花野勝幸(甲南高等学校・中学校)

微分を体感するとは? 〜 試行錯誤から得られるもの 〜

本実践は、微分係数を「体感的に理解する」ことに着眼して行った授業実践の報告である。
授業では、まず与えられたグラフから各点における微分係数を読み取り、データ化する活動を行った。読み取りによる値であるため精度には限界があるものの、そのデータを基に微小区間におけるグラフの描画を試みた。さらに、グラフ描画ソフトを活用し、接線の傾きから微分係数を読み取る活動にも取り組んだ。これらの活動を通して、生徒が微分係数を単なる計算結果としてではなく、「関数の変化の様子を表す量」として捉え、微分係数の定義式の意味を体感的に理解できるのではないかと考えた。本報告では、その授業実践の内容と生徒の反応について紹介する。

 

 

 

13:0013:50

川音洋平(東京都立国際高校)

IBの最終試験の問題をTI-Nspireを使って解く

IBの最終試験問題を紹介したいと思います。電卓を使わない問題、使うことが許されている問題、これらが日本の試験問題とどのような違いがあるかをご理解頂ければと思います。

坪川武弘(福井高専(元))

SVDを使ってデータを分析してみよう

線形代数がさまざまな分野でよく使われていて、社会人の教養としても大切になってきています。そこでデータ分析の道具であるSVDを取り上げてみます。(特異値分解:Singular Value Decomposition)は、複雑なデータを重要な要素(部品)に分解し、次元削減やデータ圧縮を行う線形代数の手法です。

14:0014:50

河合伸昭(岡山県立邑久高校)

てこの原理から、数学Tの統計へ

前回のアルキメデスの求積法の土台となった「てこの原理」。これを数学として、公理的な仮定から導けないかと考えたところ数式を用いない帰納法的考え方の教材とできた。さらにグラフ電卓も活用して、数学T「データの分析」の最も基本概念である平均、分散を新たな視点から眺めることができるであろう。

中澤房紀(T3Japan,Naoco Inc.)

2次関数のモデリングと行列

ボールバンスのデータから2次関数のモデリングを探究します。そもそも2次関数と言える?どのようにモデリングする?3点で計算する?回帰の概念は?式の一般化は?計算を行列で行う。などなど、一つのデータから出発して様々なことを学びます。

 

■ 会場 東京理科大学 神楽坂校舎ポルタ7階