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 22日
A-1 渡邊 信(東海大学)
   「目で見る微積分」
数学というものが,日常から離れたものでないことを,誰でもが数学処理を行うことによって,何か発見できることを示したい。そのために,
Technologyがいかに有効か体得したい。
[高/発表形式/初心者]

A-2 滝沢 洋(千葉県立船橋豊富高等学校)
   「テクノロジーを活用したレポート課題」
UBASIC
を活用した授業実践から,次の2つのレポート課題を紹介する。1.等差数列の和で777を作る。2.正方形の面積を不等式の領域で二等分する。(原理はモンテカルロ法。境界は,陰関数になることもある。)

[高・数学II,数学III,数学A/発表形式/両者]

A-3 清水克彦(国立教育研究所)
   証明しなくたって証明できる!?ー数学学習における実験と証明ー
 級数の教材などを中心にグラフ電卓やコンピュータを使って探究的・実験的な授業を展開しようと思っています。この授業では、まるでアイスホッケーのパワープレイのようにたくさんの例を探って数学を探究したり、見ただけで正しいことが分かるような図(
Proof without Words:言葉なしの証明)を駆使しながら、証明を書く前に数学者が行っている探究活動を皆さんと行いたいと思います。

[高/Workshop/両者]

A-4 中込雄治(東京都立南多摩高等学校)
   「プレゼンテーションとしての活用法」
生徒全員にグラフ電卓を携帯させられる環境にない場合,1台のグラフ電卓をプレゼンテーション用に活用する手もある。ここでは,高校数学を題材にプレゼンテーション用の活用法を探る。

[高・数学I,数学II,数学III/発表形式/初心者]

A-5 Franklin DemanaOhio state University
   ”Technology in Education”の持つ基本的な捉え方や考え方」
10
年に及ぶ T3の活動を振り返り,その主な進展を紹介する中で,この活動が米国の新しい数学教育にどう関わってきたか,生徒たちにどのような変化が起きてきたかということを紹介する。そして,"Technology in Math Education"の持つ基本的な捉え方や考え方を再度,中学校や高校で学習する具体的な問題の例を挙げながら紹介する。また,新しい数学教育において,「思考する力」「紙と鉛筆」「テクノロジー」のバランスについても言及する。

[基調講演]

B-1 Karen Cockburn
(Joel E.Ferris High School,Washington)
   「幾何(Cabri ll)の利用例をもとに,テクノロジー
を利用したときの教師の役割について考える」
生徒自身で探求できる数学学習,数理を発見する喜び,考えついた解決法の手早い確かめ。こうした学習がテクノロジーがゆえに可能になってきた。子供たちが数学のおもしろさが味わえるようになってきた。さて………我々教師の役割はどうなっていくのか?
これまで授業でやってきた講義・演習・発表………。こうしたなかで,教師の役割は何だったのか? 今後どうなっていくべきか? 生徒といっしょにやってきた授業・プロジェクトの例を紹介しながら,日本の先生がたといっしょに考えていきたい。毎日高校生と接している”Classroom Teacher”として。

[高/発表形式/両者]

B-2 平野圭一,大月一泰,川上公一
(岡山大学教育学部附属中学校)
   「床に鏡を置いて覗いてみよう!!? 〜実現象,カブリ,グラフ電卓」
床の上に置いた鏡に写る壁をみる。あなたが少しずつ,後ろへさがっていくとき,あなたが見える壁の最高点はどのように変化していきますか。
1997 Ohio State University. Summer Institute
Workshop
で用いられた問題。
*ミニスカートの方は,ご遠慮ください?

[中・数量関係/Workshop/両者]

C-1 佐藤 (静岡県立御殿場南高等学校)
   「グラフ電卓による数学授業の改善を試みて(19971998)」
グラフ電卓の利用による数学の授業の改善を試みている。実践例を会場の先生方と共にたどる。曲線指導における
Dot Mapの活用,環境問題とchaos,社会問題とその理由と予測など。

[高・数学II,数学A,数学BWorkshop/両者]
C-2 藤井一正(大阪府立長吉高等学校)
   「数学Bでのグラフ電卓の利用」
数学
Bの因数定理,高次方程式での利用について。必要なときに少しの時間でも使う。そんな,気軽な道具としてグラフ電卓を考えたい。併せて,「大阪高等学校数学教育会」のホームページについても紹介する。
[高・数学B/発表形式/両者]

C-3 西田泰敏(大阪府立泉大津高等学校)
   「授業実践報告<目の前の生徒に本当に伝えたいこと>(3) 2次関数(1)
2次関数で生徒に伝えたいことは,何も見ないでグラフをかく,2次方程式,2次不等式を解く,条件を満たす2次関数ではないと思う。単なる暗記しか伝わらない現状を少しでも打開したいため,補習での実践を率直にふりかえることにより,次のスッテプに進みたい。

[高・数学I/発表形式/初心者]

D-1 高木和美(東京都立秋留台高等学校)
   「グラフ電卓による関数及びグラフの授業の実践報告」
グラフ電卓の基本操作から始めて,グラフの描き方,関数の値の見つけ方,関数の最大値・最小値の見つけ方,方程式の解の見つけ方,グラフの細部の見つけ方という流れで実践授業の報告をします。

[高・数学I,数学C/Workshop/初心者]

D-2 堀尾直史(熊本県岱明町立岱明中学校)
   「三角形の紙で折り鶴を折ろう」
折り鶴は正方形の紙から折るものだと思っていませんか?三角形の紙でも折ることができるのです! 図形に条件を与えディスプレイ上に作図し動かすことが出来る「作図ツール」を利用して一緒に折ってみましょう。

[中・図形関係/発表形式/両者]

D-3 Edward LaughbaumOhio state University
   「数式処理を使った大学数学(1)」
これまで
PCを必要とした Mathematica, Derive, MaipleCAS (Computer Algebra System=数式処理)の機能が,最近,手のひらサイズで乾電池で動作する,いってみれば携帯用数学コンピュータ”ともいえる道具で使われだしてきた。こうした数学の道具が大学生、高校生の手元で自由に使えるようになってくると,これからの数学学習はどのように変化していくのか? これまでの記憶型学習、紙と鉛筆で汗をかく式展開作業の意味は? 主に大学における微積分を例にCASの使い方を提示したい。

[大/発表形式/両者]

E-1 奥崎敏之(北海道教育大学教育学部附属函館中学校)
   「知識の構成活動を支援する学習ソフトの開発」
〜図形の移動からフラクタルまで〜
構成的な知識観に立った学習を展開する上で,ソフトウエアの作成や授業の設計をいかに行うかを,数量関係,図形関係,数学と科学の融合の各分野で行った実践をもとに発表したいと考えている。

[中・数量関係,図形関係,数学と科学の融合/発表形式/両者]

E-2 長尾文子(兵庫県立兵庫工業高等学校)
   「順列,組合せ,確率の演習問題をゲーム感覚で解く」
表計算ソフト
Microsoft Excelの1つのセルに演習問題を表示し,IF関数を使ってその答えが正解ならば,次の問題を提示するという組立てで,生徒が順次,順列,組合せ,確率の各演習問題へとステップアップしていく。

[高・数学I/発表形式/初心者]

E-3 一之瀬敦幾(静岡県立二俣高等学校)
   「極限をグラフ電卓で見て実感する」
数学IIIで扱う数列,関数の極限は,解析学にとって大切である。しかし,高校生には理解しにくく,ついつい練習問題の答えのみを得る計算技術のみになる。図的,視覚的な面を加え極限を考えてみる。

[高・数学III/Workshop/初心者]

E-4 白石和夫(文京大学)
   BASIC言語の複素数への拡張とその応用」
BASIC
言語の複素数対応への試案の提示及び処理系試作。

[高・その他/発表形式/初心者]
 23日
A-1 杉山真澄(東京女子大学)
   「アナログな数学とデジタルな数学」
紙と鉛筆を使うアナログな数学とグラフ電卓やパソコンによるデジタルな数学を,基本的な点,線等を比べながら発想法の違いを見る。
[―/発表形式/両者]

A-2 古川昭夫(SEG
   「代数学の基本定理の証明」
複素係数の
n次方程式f(z)=0は必ず複素根αをもつ理由を誰にでもわかるように図解する。

[高・数学CWorkshop/両者]

A-3 室岡和彦(お茶の水女子大学附属高等学校)
   「グラフ電卓を利用した問題の評価(数I,数IIを中心に)」
授業で日常的にグラフ電卓を利用するとき,問題設定と評価が重要になる。ここでは,数学I,数学IIで実践した問題と反応例をもとに問題の評価を行う。授業で使う問題作りと生徒評価について知恵をお借りしたい。

[高・数学I,数学II/発表形式/経験者]  

A-4 末廣 聡(岡山県立勝間田高等学校)
   「関数が活用できる基礎づくりとグラフ電卓の役割」
グラフの見方や考え方の能力は,グラフが「かけ」たり,単に「よむ」力とは別のものであることを前提にした,「数学II」関数分野の授業実践報告。

[高・数学II/Workshop/初心者]

A-5 公庄庸三(清風高校/大阪高等学校数学教育会 研究部長)
   T^3 OSU Summer Institute 報告」
7月にオハイオ州立大学で開催される,
T^3Summer Instituteに参加し,そこで得られた感想を述べる。

[―/発表形式/両者]

A-6 一松 信(東京電機大学)
   T^3報告,ピタゴラスの円もどき」
3月にナッシュビルで開かれた
T^3の報告。山形の槙誠司先生のグループが,ピタゴラス三角形の直角を挟む2辺(a,b)を平面座長としてプロットすると円状の配列―但し真円でないが現れることを発見した。その理由と円に対する適合などを考察する。

[高・数学B/発表形式/経験者]

B-1 吉田昌裕(筑波大学附属駒場中学高等学校)
   「あなたも2学期から<CBLで実験数学>を」
初心者にも
CBLの使い方がわかるように,参加者が生徒になる授業形式で実施します。あなたも2学期からCBLを使って実験数学をしてみませんか。内容は, A.s-tグラフを体験する.B.スケボー小僧と2次関数 C.振り子と三角関数 その他

[中・数量関係,高・数学II/Workshop/両者]

B-2 佐伯昭彦(金沢工業高等専門学校)
   「楽器作りによる数学と物理の総合学習」
ペットボトル,グラフ電卓,
CBL,音センサーを使った楽器作りの実習を通して,数学の「三角関数」と物理の「音波の性質」を学習する授業実践の報告。

[高・数学と科学の融合/Workshop/両者]

B-3 氏家亮子(金沢工業高等専門学校)
   「単振り子を使った数学と物理の総合学習」
CBL
と距離センサーを用いて単振り子の運動を三角関数でモデル化し,式やグラフと,単振り子での「振れ幅」「周期」などの関係を調べた実践授業についての報告。

[高・数学と科学の融合/Workshop/両者]

C-1 植野美穂(東京学芸大学教育学部附属高等学校大泉校舎)
   「回転する立体をつくる」
回転させることによって内側が外側に,外側が内側に変化する立体をつくるには,どのような展開図をかけばよいだろうか。グラフ電卓を活用しながら,回転する立体の構造を考える授業を紹介する。

[高・数学I/発表形式/両者]

C-2 西村圭一(東京都立武蔵丘高等学校)
   「“音”のグラフを題材とした三角関数の授業」
音楽室へ行き,CBLで様々な楽器の,様々な音のグラフを収集する。それらをもとに,「三角関数」の授業を組み立てた。そのような授業の一端を体験していただき,CBL/CDAを利用した授業について考えたい。

[高・数学II/Workshop/両者]

C-3 赤坂誠亮(兵庫県立社高等学校)
   「極方程式と媒介変数表示された曲線」
単元の学習が一通り終了した後,グラフ電卓を活用していろいろな曲線を観察させた。式の形と曲線の特徴を関連させることで,自ら推察し,発見する喜びを体験させることを主なねらいとして実施した。

[高・数学C/発表形式/両者]

C-4 土田 理(筑波技術短大)
   「授業場面での“グラフを歩こう!”の活用」
プログラム「
HIKER」を用いた活動“グラフを歩こう”は,中学校でのグラフと運動の関係の導入に利用できる。その実例と,方法をHands Onを通して体験する。

[中・数量関係,高・物理/Workshop/初心者]

C-5 正隆(八洲学園高等学校)
   「通信制高校の数学指導におけるグラフ電卓の利用」
通信制高校の生徒は家庭学習が中心となるため,苦手な教科への取り組みは容易ではない。生徒が数学に興味を持つよう,グラフ電卓を活用する本校のスクーリングの様子を報告する。

[高・数学I,数学II,数学A/発表形式/両者]

C-6 高橋 正(神戸大学)
   「数式処理システムの教育現場での利用」
日本の高校の数学教育における数式処理システムの活用は、 近年、実践研究が進められている。グラフ電卓は安価で携帯 できるため,手軽に使用できる利点がある。また,パソコン と比べて劣るとはいえ、機能的にも高校での教育利用には十分 通用する。現在の高校教育で,数式処理システムを利用する 場合、設備的な制約が大きな問題となっており、グラフ電卓が 普及することで、今まで以上に数式処理システムが高校教育に 活用されることが期待される。
 本発表においては,数式処理システムの教育現場での活用と いう観点から、いくつかのグラフ電卓を用いた、数学教育に 有効な数式処理システムの利用について考察する。

[高/発表形式/両者]

D-1 Edward LaughbaumOhio state University
   「数式処理を使った大学数学(2)」
22
日と同様の趣旨で,主に大学における微積分を例にCASの使い方を,22日とは題材を変えて提示したい。

[大/発表形式/両者]

D-2 Franklin DemanaOhio state University
   「中学校におけるグラフ電卓TI-73の使い方」
分数計算も包含するかたちで,中学校の先生がたの要望で新たなテクノロジーが生まれた。この道具を使うことにより中学校でも教育がどのように変化していくかを教材例をもとに考えたい。

[中・数量関係/発表形式/両者]

D-3 Karen Cockburn
(Joel E.Ferris High School,Washington)
   「微積分での利用」
22
日と同様の趣旨で,題材としては微積分を例にしたショートセッシオンである。

[高/発表形式/両者]

D-4 Karen Cockburn (Joel E.Ferris High School,Washington)
   「微積分での利用」
22
日と同様の趣旨で,題材としては統計・確率を例にしたショートセッションである。

[高/発表形式/両者]

E-1 川上公一(岡山大学教育学部附属中学校)
   Math-walking グラフ電卓とインターネットで広がる数学教育〜」
CBL
・距離センサーを用いて,動いたようすをグラフとして考察した。電子メール等を利用して多くの方が授業に参加した。インターネットで,授業は教室の壁を越えて,世界中に広がりを持ち出した。

[中・数量関係/発表形式/両者]

E-2 Mario L Maguina(栄光学園)
   「グラフ電卓を用いる中学技術科の情報基礎」
「モノを創る人間の手の教育」をメインテーマとする中学の技術科には「コンピュータの操作を通して,その役割と機能について理解させ,情報を適切に活用する基礎的な能力を養う」ことを目指す新しい領域が設けられた。なお生徒等の「コンピュータの活用」の具体化は,彼らの将来におくよりも,彼らの今の日常生活の「勉強」のための道具として導入する方がよりよいと考えて,生徒ひとり一人に1台ずつTI-83を配って実践しています。

[中・技術家庭科情報基礎/発表形式/両者]

E-3 Mario L Maguina(栄光学園)
   「反復法」
関数キーのついたポケット電卓の普及により従来難しいものの代名詞であった三角関数などは,私たちの身近なものになってきた。しかしながら,電卓のパネルに現れるそれらの数字は,手品を見るように不思議なもので,「どのようにその関数が求まるのか?」の好奇心に答えてくれない。電卓の「手品」の説明を試みる。

[中・数量関係,高・数学I/発表形式/両者]

E-4 金沢知治 (静岡県立浜松工業高等学校)
   「グラフから現象,現象からグラフ」
CBL,
距離センサーを利用し「グラフから現象,現象からグラフ」というテーマで行った高校1年生の授業の報告。「グラフを歩こう」をアレンジしてみました。

[高・数学I/発表形式/初心者]

E-5 武沢 護(神奈川教育センター)
   「平面幾何の問題から出発して Mathmatica,CabriII,VRML−」
教科書でよく見かける平面幾何の問題から出発して,さまざまな拡張された問題を考えます。そして,その解決のためのツールとして,
Mathmatica,CabriIIそしてVRMLの活用法を紹介し,それらの有用性を考えます。

[中・図形関係,高・数学A/発表形式/両者]

E-6 吉田昌裕(筑波大学駒場中学高等学校)
    「道具としてのTechnologyを教室に」
毎日の授業のなかで必要なときに道具として
Technologyを使うと,そのことにより授業を少し変えることができます。実際の授業のどこでどのように使ったかを中心に,必要なときに気軽に使う方法を考えていきます。<内容> A.有理数の小数展開 B.教科書の問題をを変えると軌跡はどうなるの C.その他