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 7日
A-1 高橋 正(神戸大学発達科学部)
「数学教育におけるテクノロジーの利用」
世界的な動向において,数学教育におけるテクノロジーの利用は,どのような現状であるのか。そのことをアメリカ,アジア,アフリカの現状を分析し,グラフ電卓の利用を発展させる方法について考察する。
[大・数学/発表形式/両者]

A-2 横山浩明(岐阜県立多治見高等学校)
「標本のヒストグラムを作成し,正規分布関数で近似しよう」
正規分布で与えられる確率密度関数について,そのグラフの概形,性質,面積等,グラフ電卓を利用して考察する。また,ある教材集のデータを用いて,ヒストグラムをグラフ電卓で作成し,それを正規分布関数で近似する。

[高・数学V,数学C/発表形式/初心者]

A-3 公庄庸三(清風高等学校)
「考える数学・MTTの実践報告〜物体の投げ上げ〜」
考える数学- MTT(Mathematics Thinking with Technology)での実践報告。生徒と同じようにTI-92を実際に触りながら,媒介変数を使い“真上に投げる”“斜めに投げる”“クレー射撃”“打ち上げ花火”“Base Ball”“剛速球”など,次々に探求します。生徒が考えたことも紹介します。

[高・数学V,数学C/Workshop/両者]

A-4 Delwyn L. Harnisch(University of Illinois at Urbana-Champaign)
John Brunsting(Hinsdale Central High School /Chicago)[通訳付]
「Understanding Mathematical Concepts with Technology」
数学概念の理解にテクノロジーがどのように使えるかを具体例を持って現します。また,そのような指導が認知の観点からも有効であることに触れます。

[基調講演]

A-5 公庄庸三(清風高等学校)
「教師の役割とテクノロジー」
今日,私たち教師に求められているものは。テクノロジーが容易に使うことが出来るようになった今,私たち教師の役割について考えたい。

[教師の役割]

B-1 佐伯昭彦(金沢工業高等専門学校)
「データ収集器を使った実験を授業に取り入れるには(1)
  〜斜面上におけるボールの運動〜 」
斜面上におけるボールの運動を距離センサーでデータ収集し,二次関数で解析,さらに,数式の物理的意味を解釈する教材について報告する。併せて,生徒用のワークシートを用いた実習も行う。

[高・数学と科学の融合/Workshop/両者]

B-2 末廣 聡(岡山私立岡山後楽館中学校・高等学校)
「データ収集器を使った実験を授業に取り入れるには(2)
  〜お茶の冷め方〜」
お茶が冷却する現象を温度センサーでデータ収集し,指数関数的に変化する身近な現象を捉える教材について報告する。併せて,生徒用のワークシートを用いた実習も行う。

[高・数学と科学の融合/Workshop/両者]

C-1 川上公一,大月一泰,平野圭一 (岡山大学教育学部附属中学校)
「グラフ電卓入門(中学生にも使えるグラフ電卓)」
ワークショップの形式で参加者の方々といっしょに中学生の授業を想定した内容に取り組みたいと思います。

[中・数量,図形,数学と科学の融合/Workshop/初心者]

C-2 西村圭一(東京都立武蔵丘高等学校)
「データ収集器を使った実験を授業に取り入れるには(3)
〜いろいろな楽器の音の現象〜」
鉄琴の音を音センサーでデータ収集し,三角関数の式と周期,振幅,平行移動の関係を捉える教材について報告する。併せて,生徒用のワークシートを用いた実習も行う。

[高・数学と科学の融合/Workshop/両者]

D-1 藤井健二(愛知県立豊田工業高等学校)

「点字と数学 〜総合的な学習の時間に対する数学科からの 一提案〜 」
中学校の数学の教員を中心としたメーリングリストでのやり取りの中から生まれてきた実践の報告。インターネット上で点字と数学の学習ができる。当日の岡山大学教育学部附属中学校のワークショプとも連動。

[高・数学と総合的な学習の時間/発表形式/両者]

D-2 竹之内 脩
「数学史と計算」
学校教育の中で数学史の材料を取り上げることが求められているが,そのようなものの中には複雑な計算が要求されるものが少なくない。そのようなものを例示する。

[高・数学全般,数学基礎/発表形式/両者]

D-3 田中憲三(千里国際学園中等部・高等部)
「グラフ電卓とGrapesを使った数学の授業」
本校での実践例をお話します。

[中・数量関係,高・数学T,数学U/発表形式/両者]

D-4 上原永護(群馬県前橋市桂萱中学校)
「四角形の性質の探求〜図形の性質の発見ツールとしてのCABRIUの利用例〜」
四角形を分割方法によって,その四角形を変形しても保存される性質をCABRIUを使って探求した。その過程におけるCABRIUの図形の性質の発見ツールとして利用法を「CABRIUの部屋」のデータから紹介する。

[中・図形関係/発表形式/両者]

E-1 渡辺 信(東海大学)
「微分・積分を見る」
数学というものが,日常から離れたものでないことを,誰でもが数学処理を行うことによって,何か発見できることを示したい。そのために,テクノロジーがいかに有効か体得したい。

[高・数学U,数学U/発表形式/初心者]

E-2 片岡 啓(大阪府立高津高等学校)
「関数の振る舞いの探求」
高次関数,指数関数,分数関数などのグラフの変化の様子を微分法を用いずに探究的に調べる活動を紹介します。

[高・数学U/Workshop/両者]

E-3 土田 理(鹿児島大学教育学部理科教育)
「科学の祭典へ行こう!」
これまでの科学の祭典での出展について報告します。また,出展のコツ・方法を紹介します。対象は,幼稚園からキンさん,ギンさんまで。

[中・数学と科学の融合,小学生/発表形式/両者]

E-4 大黒 茂(八戸工業大学工学部システム情報工学科)
「グラフ・数式処理電卓による数式処理ゼミの実践例」
主題別ゼミナールとして大学1年生に行ったポケットコンピュータによる数式処理の実践教育を報告したい。

[大・数学/発表形式/両者]

 8日
A-1 公庄庸三(清風高等学校)
「MTT報告・展開と因数分解」
色々な式を展開してそこから何かを発見する。xn−1ただしn=2,3,4,5,6,……の因数分解を行い,その結果について何か発見があれば発表するという,Activityに対する生徒のreportを報告する。
[高・数学A/発表形式/両者]

A-2 渡辺 信(東海大学)
「テクノロジー:必要なければ使わない」
現在のテクノロジーの利用は何故少ないのかを考えてみると,「使う必要がないから使っていない」ことに気付いた。テクノロジーを使いたくなる授業を考えたい。

[中・数量関係,高・数学A,大・数学/発表形式/初心者]

A-3 中村佳正(大阪大学大学院 基礎工学研究科情報数理系専攻)
「算術平均・幾何平均とアルゴリズム」
大学における新しい教育プログラムの試みとして,「数学A」に登場し大学生なら周知の相加・相乗(算術・幾何)平均の不等式からスタートして,2次収束アルゴリズムが定式化とその応用,同様な算術・調和平均の2次収束アルゴリズムとその応用,さらにはカオス系のシミュレーションなどを解説する。

[大・数学/発表形式/両者]

A-4 Delwyn L. Harnisch(University of Illinois at Urbana-Champaign)
John Brunsting(Hinsdale Central High School)[通訳付]
「Teacher Development for Technology Enriched Math Classrooms of 21st Century」
マルチメディアの時代において,数学の授業をより良いものにするために,私たち教師はどうあればよいのかを考える。

A-5 一松 信(東京電機大学理工学部)
「数値計算の講義に数式処理を活用する」
本年度勤務先で講義している数値計算,特に数値積分,線形計算などにTI-89を活用した経験を報告する。

[大・数学/発表形式/両者]

B-1 植野美穂(東京学芸大学教育学部附属高等学校大泉校舎)
「データ収集器を使った実験を授業に取り入れるには(4)
  〜バウンドするボールの運動〜」
ボールが跳ね返る高さを距離センサーでデータ収集し,指数関数で解析,さらに,いろんなボールの反発係数を探求する教材について報告する。併せて,生徒用のワークシートを用いた実習も行う。

[高・数学と科学の融合/Workshop/両者]

B-2 氏家亮子(金沢工業高等専門学校)
「データ収集器を使った実験を授業に取り入れるには(5)
  〜単振り子の運動〜」
単振り子の現象を距離センサーでデータ収集し,三角関数で解析,さらに,数式の物理的意味を解釈する教材について報告する。併せて,生徒用のワークシートを用いた実習も行う。

[高・数学と科学の融合/Workshop/両者]

B-3 後藤貴裕(東京学芸大学教育学部附属高等学校大泉校舎)
「データ収集器を使った実験を授業に取り入れるには(6)
 〜つるまきバネの運動〜」
つるまきバネの振動を距離センサーでデータ収集し,変位や運動速度を分析,さらに,三角関数で解析する教材について報告する。併せて,生徒用のワークシートを用いた実習も行う。

[高・数学と科学の融合/Workshop/両者]

C-1 堀尾直史(熊本県岱明町立岱明中学校)
「日本の中学校数学でもテクノロジー利用を」
今年1月アメリカ・シカゴで行われた第11回T^3年会(International Conference)に参加しました。中学校,小学校の数学でもテクノロジーが盛んに使われています。日本でも使えそうなアイディアを総合学習も見据えてご紹介します。

[中・数量関係,図解関係,数学と科学の融合/Workshop/両者]

C-2 川上公一(岡山大学教育学部附属中学校)
「中学校段階における関数概念の獲得とグラフ電卓の位置づけ」
本発表では,様々な実験を通して,関数の概念を明らかにし,関数の中にある数理を構築していく。また,現実事象を切り取り,スパイラルを通して実現象を数学的に解決する方法を身につけることをめざす。関数について,小学校では式表示やグラフまで扱っているが,具体的な量についての考察が中心であり,対応や変化については中学1年で扱う。また,変域も有理数全体まで拡張されている。学習を通して身につけた概念は今後さらに発展し,微分・積分に至る関数概念の形成・解析学の基盤となるものである。

[中・数量関係/発表形式/両者]

C-3 岡部恭幸(神戸大学発達科学部附属住吉中学校)
「関数の理解を確かにするテクノロジーの活用」
関数の理解を確かにすることを目標に,グラフ電卓を中学1年の授業で活用した。CBRを用いて日常事象から関数関係を取り出し,それを表・式・グラフに表現するという授業を試みた。テクノロジーを活用した単元の展開について報告する。

[中・数量関係/発表形式/初心者]

C-4 藤井一正(大阪府立長吉高等学校)
「TI-83とCBLプログラムHIKERMを少しいじくってみれ ば?」
CBLを利用して,TI-83にグラフを作ってみようということを,授業や科学の祭典というところでやってみました。プログラムHIKERMを少し変更すると,いろいろなおもしろいことに出会えます。

[高・数学T/Workshop/両者]

C-5 西田泰敏(大阪府立泉大津高等学校)
「目の前の生徒に本当に伝えたいこと・三角関数」
目の前の生徒全員に伝えたいことは,三角関数のグラフの形や加法定理を強制的に暗記することだろうか? もっと大切なことがあるような気がしてならない。グラフ電卓,CBLを使った補習での試行実践を素直にふりかえりたい。

[高・数学U/発表形式/初心者]

D-1 佐藤 一(静岡県立御殿場南高等学校)
「身近な現象の中に数理をみる」
身近な現象の中に高校の数学で学ぶ関数や数列をみつけ,活かす実践例を報告する。
 橋の形   2次関数・数列
 人の感覚  指数関数・対数関数

[高・数学TUB,数学と科学の融合,物理/Workshop/両者]

D-2 公庄庸三(清風高等学校)
「MTT報告・三角関数の探求」
sinxとcosxを使った関数を自由に作り,そのグラフを描いて観察しなさい。このActivityに対する生徒のreportを報告する。

[高・数学U/発表形式/両者]

D-3 古川昭夫(SEG)
「微積分の導入」
“電卓を使わない微積分の導入”と“電卓を使った微積分の導入”の授業を15分ずつ行い,2つの違いを比較しディスカッションします。

[高・数学U/発表形式/両者]

D-4 片岡 啓(大阪府立高津高等学校)
「定積分の導入」
電卓のプログラムを用いて,区分求積からXの積分公式を導く試みです。

[高・数学U/Workshop/両者]

D-5 公庄庸三(清風高等学校)
「MTT報告・三次関数の探求」
三次関数のグラフの形を分類しなさい。このActivityに対する生徒のreportを報告する。

[高・数学U/発表形式/両者]

E-1 成田宏昭(慶応義塾湘南藤沢中・高等部)
「グラフ関数電卓を使った課題学習」
グラフ関数電卓を十日間貸与し,以下のレポートを課した実践報告をする。「グラフ電卓を道具として活用して数学に関わるテーマを自由に設定して考察する」 対象:高校1年

[高・数学T,数学A/発表形式/両者]

E-2 白石和夫(文教大学教育学部)
「数学科におけるアルゴリズム教育」
情報処理技術の教育としてでなく,論理の組み立てなどの論理的思考力の育成や探究の道具として,コンピュータを利用するためのアルゴリズムの教育について。

[高・数学A,数学B,数学C/発表形式/初心者]

E-3 花野勝幸(甲南中学校)
「グラフって何?」
距離センサーを用いて,時間と距離のグラフを描くことによって,グラフの意味や式の表し方について考える授業の報告である。

[中・数量関係/発表形式/初心者]

E-4 林 正隆(八洲学園高等学校)
「通信制高校でのグラフ電卓の利用」
登校回数の少ない通信制高校の生徒に数学への興味を持たせるには,どのような指導をしたらよいか。グラフ電卓を利用した実践結果より考えたい。

[高・数学T,数学U,数学A/発表形式/初心者]

E-5 大西俊弘(京都府立北稜高等学校)
「数学C『いろいろな曲線』へのグラフ電卓の利用」
媒介変数で表される曲線について,グラフ電卓を用いて学習する。円の媒介変数表示をもとにして,楕円…,アステロイド等へ。What-if-not方略の手法を用いて,生徒自身に発見させる授業実践を行う。

[高・数学C/発表形式/両者]

E-6 林 惠津雄(学習院高等科)
「紙と鉛筆VS TI-92」
ビジネスの世界の電子手帳のように,ホームスクリーンをノート代りに用い,数学の発見学習の実践例。

[中・数量関係,高・数学V/発表形式/両者]