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第7回 T^3 Japan Workshop石川(第3回)

テクノロジーと数学教育Workshopに参加しよう!


 昨年行いました2回の研究会は手探りの状態で始めましたが、テクノロジーに対する先生方の熱心な質疑や討論で大変有意義な研究会でありました。
 さて、第3回の研究会を下記の通りに実施することになりました。今回の研究会は、これまでに参加された中から、日ごろ授業でテクノロジー(グラフ電卓、データ収集機[CBL]、コンピュータの表計算ソフト、インターネット)を活用されている先生方に話題を提供していただくことになりました。
 この研究会は、地域における定期的な活動として、テクノロジーを活用した授業を実践されている先生方とこれから実践を検討されている先生方との交流により、お互いの授業を高めあうことを目的としています。肩ひじの張らない、そして参加者でつくる会にしていきたい考えていますので、どうか、お気軽に参加されることをお願いいたします。

参加申し込み用紙

日時 4月24日(土)
場所 金沢工業大学・24号館401-1教室
(工学基礎実技センター)
〒921-8501
石川郡野々市町扇が丘7-1
(電話:072-248-1100)

内容
1:午前10:00〜12:00

■二次関数を多面的に眺めてみよう
  川口美江子(松任農高)
グラフ電卓は「見てわかる数学」を実現し、数学と実世界との結びつきを見せてくれるなど、これまでの数学では無かった新しいアプローチを可能にするテクノロジーとして一石を投じるものである。ここでは、二次関数を題材にグラフ電卓とCBLを活用した授業実践例を紹介する。

■無限小の取り扱いについて
  〜 表計算ソフトの利用に関連して〜

  阿蘇和寿(石川高専)
微分積分学の教育の中で、いわゆる「無限小」あるいは「微小量」の概念は、正当な取り扱いを受けていないと思われる。ここでは、微小量の取り扱いについてひとつの提言を行うとともに、それの解析学教育の場面での有効性をコンピュータの表計算ソフトの利用を通して述べる。

■ネットワークツールを利用した教育プロジェクト
  成瀬喜則(富山商船高専)
電子メールやインターネットを利用して、10年近くにわたって英国のハイスクールと交流を行ってきた。問題点や今後の可能性をさぐるとともに、提案されている科学プロジェクトについて紹介する。

■帰納的推論を生かした数学の実験仮説授業
  〜 コンピュータのシミュレーションや
  グラフ電卓を活用して〜

  村中正明(福井県教育研究所)
コンピュータやグラフ電卓(TI-92)を活用して、多くの具体的な計測や計算をすることによって、数学の実験をし課題に対するデータを得、得られたデータから帰納的推論を使って課題の本質を予想し、その予想を演繹的に証明する授業を行った。ここでは「2直線の垂直条件」についての実践を紹介する。

2:午後13:30〜15:00

■数学と物理とを関連させた
  総合学習「数物ハンズオン」について

  佐伯昭彦(金沢高専)
金沢高専で実施している数学と物理とを関連させた総合学習「数物ハンズオン」について紹介する。この授業では、身近な物理現象のデータをセンサーとCBLで収集し、グラフ電卓でグラフ的に数値的に観察し、最終的には数式を用いてモデル化することが目的である。

■単振り子を使った数学と物理の総合学習
  氏家亮子(金沢高専)
「数物ハンズオン」で実施している6テーマの中から、単振り子を取り扱ったテーマの授業法方法と実践内容について紹介する。また、実際にCBLと距離センサー、グラフ電卓を使った授業の実習も行う。

3:午後15:10〜16:30 自由討議
 

参加費 無料
定員 20名〜25名
申し込み方法 参加申し込み用紙をプリントして必要事項を記入の上、FAXでお申し込みください。
申し込み締切 4月17日

【第2回に参加された福井県教育研究所・村中正明先生の感想】

 昨年、福井県教育研究所の高等学校数学科研修講座に、佐伯昭彦先生に講師をお願いしました。参加された先生方は、昨年の講座と違って、とても積極的で、楽しそうでした。
 この縁が切っ掛けで、本研究会に初めて参加させてもらいました。内容については、グラフ電卓の基本操作やCBLを使った実験(ボールの放物線)で、講座の内容と同じでしたが、復習ができてとてもよかったです。
 参加者は少人数でしたが、とても活気にあふれ、今日の学習を明日の授業に生かす意気込みを一人一人の先生方から感じられました。さらに、休憩の時の先生方の話から、授業をより分かりやすく、楽しくしたいという生徒思いの優しさも感じられました。
 今後、研究会の和が広がり、北陸三県で交流が活発になることを期待します

発起人: 佐伯昭彦(金沢工業高等専門学校)
川口美江子(県立松任農業高校)
阿蘇和寿(石川工業校等専門学校)
氏家亮子(金沢工業高等専門学校)


交通機関
(地図は,http://www.kanazawa-it.ac.jp/map.html を参照して下さい.)
  1. JR金沢駅前バスターミナル8番乗り場より  工大前行(路線番号32)乗車,工大前下車(平時約40分).
  2. 金沢市内武蔵ヶ辻より  久安経由野々市車庫行(路線番号34)乗車,工大前下車(平時約30分).
  3. 金沢市内武蔵ヶ辻より  久安経由高尾行(路線番号34)乗車,西三馬下車(平時約30分),徒歩2分.
  4. 金沢市内兼六園下より  片町経由四十万行(路線番号33)乗車,工大前下車(平時約30分),徒歩2分.

参加申し込み・お問い合わせ
 
T^3・石川 第2回研究会担当  佐伯昭彦・氏家亮子
 
〒921-8501
石川郡野々市町扇が丘7-1
金沢工業大学CAI室(金沢工業高等専門学校)
電話: 076-248-1100(2629/佐伯)(2627/氏家)
FAX: 076-248-6189
E-mail: saeki@cai.kanazawa-it.ac.jp (佐伯)
akiko@cai.kanazawa-it.ac.jp (氏家)

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