T3
Japan
Representative |
一松
信
(京都大学名誉教授) |
Conference
Leader |
花野勝幸
(甲南高等学校・中学校) |
Program
Organizer |
公庄庸三 (海陽中等教育学校) |
Program
Organizer |
安隋 敬
(兵庫県立三木東高等学校) |
Program
Organizer |
宇津野 仁 (小林聖心女子学院) |
WorldwideT3
Coordinator |
渡辺 信 (東海大学) |
T3
Japan
Administrator |
中澤房紀 (Naoco
Inc./東日本国際大学) |
IEAが進めている TIMSS (Trends in
International Mathematics and Science Study)
と呼ばれる算数・数学及び理科の到達度に関する国際的な調査(小学校4年生、中学校2年生の児童・生徒を対象に、1995年、1999年、2003年に実施)から、日本での算数・数学、理科の「勉強の楽しさ」、「積極性」、「勉強に対する自信」について国際的にかなり低いレベルにあることがうかがえます。特に、中学2年生の数学、理科の勉強に対する自信では約20%と国際的に最も低い結果でした。また、OECDが実施しているPISA
(Programme for International Student
Assessment)と呼ばれる生徒の学習到達度調査(高校一年生を対象に、2000年、2003年、2006年に実施)からも国際的に学習に対する意欲の低さが見えてきました。
1987年、オハイオ州立大学のBert K. Waits教授とFranklin Demana教授とがグラフ電
卓による高等学校数学の授業を試みた頃から始ったT^3ですが、数学教育に適した新しい電卓や、理科教育との関連用の各種センサーの開発も進められ、多くの学校が積極的に実験教育に取り組んでいます。今では米国全体及びカナダ・ヨーロッパを含めて世界中25カ国以上で動き出し、日本では今年で11回目を数えます。
グラフ電卓は、「いつでも、どこでも」を合い言葉により多くの算数・数学、理科の授業で活用できます。さて、どのように。。。?
限られた授業時間の中で試行錯誤しながら、算数・数学、理科の楽しさを伝え、自信をもって、「あっ、そうか」という児童・生徒の笑顔を思い浮かべながら、日々奮闘しておられる先生方の良き交流の場が
T^3
です。先生方が今までの成功例、失敗例をもとに話題提供されさらによりよい教材にと、先生方同士がデイスカッションできる、肩のはらない和気藹々とした雰囲気の会です。
今年は、甲南高等学校・中学校(兵庫県)での開催です。児童・生徒が意欲的に学習に取り組むことのできる教材としてグラフ電卓をぜひ活用してみて下さい。明日からの授業にすぐ使ってみようという先生方が一人でも多く増えますことを願いつつ。。。
甲南高等学校・中学校
数学科 花野 勝幸
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