テクノロジーを使った数学・科学教育
について考えよう!
The
5th T3 Japan Annual Meeting
T3
Japan
Representative |
一松
信
(京都大学名誉教授 |
Conference
Leader |
公庄
庸三(清風高等学校) |
Program
Organizer |
藤井 一正(大阪府立長吉高等学校) |
Program
Organizer |
山野 正善(大阪府立美木多高等高校) |
T3
Japan
Administrater |
中澤 房紀 (Naoco
Inc.) |
technology
を利用した数学教育の実践報告・研究成果の発表と,これから授業にtechnology
を活用していこうと考えておられる先生方への講習会を兼ねたT3
Japan 第5回年会を大阪の清風高等学校で開催いたします。
数学嫌いが増加してきています。「分数ができない大学生」などという書物が出回るご時世です。このままでは,将来の科学教育や先端産業分野で,日本は後進国になってしまいます。
これまでの教育は,知識の詰め込みのために「覚えること」「練習すること」が中心でした。これは受け身の学習です。試験が終わればきれいに忘れ去られる内容です。これからの学習には「作ること」「鑑賞すること」「発表すること」が大切です。これらは能動的な学習です。これらの能動的な学習活動を取り入れようと思っても,「教科書とチョークと黒板」だけでは革命は起こり得ません。それなりの「道具」が必要です。その道具の一つが「technology
」なのです。日本では「グラフ電卓」と呼ばれている道具です。
しかし,「電卓」という言葉からは「計算器」というイメージが強すぎて,そんなものを使えば数学の能力が落ちてしまうと心配される方が多いのが今の悩みです。この会に参加されると,そのような心配は吹っ飛ぶでしょう。まさにこれは思考の道具なのです。ただし使い方を間違わなければ!!
この会は,米国生まれの会です。日本でおなじみの形式にとらわれたセレモニーなどまったくありません。発表者が自分で自分の持ち時間を自由に運営していきます。テクノロジーを用いる教育がメインですから、ワークショップ形式が多く、参加者が実験に加わり自分がテクノロジーの効果を体験できることが大きな特徴でしょう。とにかく時間を有効に使って,聴講者と発表者が一体となって将来の日本の数学教育を立てなおそうという時間なのです。
なお,当日(18
日)は,日本の将来を背負う中高生たちが清風高校に集まって,「日本数学コンクール」(大阪会場)が同時開催されます。これは数学的なテクニックを競うものでなく、現実から創造的な数理的発想を育てることを目標に、愛知・三重を中心に12
年間実施されてきました。今年から設置する大阪会場は、偶然T
3 Japan
と同時開催となりました。関心を持つ中高生がいましたら、お誘いください。
先生はT3
Japanに!そして生徒は日本数学コンクールに!!
ぜひこの夏は,大阪清風高等学校へお越しください。
(公庄
庸三 <清風高校数学教育研究所所長>)
◆お問い合せ: |
T3Japan事務局
〒190-0011
東京都立川市高松町3-14-11 Naoco Inc.内
TEL:042-521-1830 FAX:042-521-1831
E-mail: jimukyoku@t3japan.gr.jp |
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