The 9th T3 Japan Annual Meeting

 

2005年8月17日(水)〜18日(木)
大阪:清風中学校・高等学校

 

HOME

 

 

清風高等学校

 
 
 
  T3 Japan Representative   一松      (京都大学名誉教授)
  Conference Leader   庄庸三 (清風中高等学校)
  Program Organizer   坪川武弘 (福井工業高等専門学校)
  Program Organizer   片岡 啓 (大阪府立吹田高等学校 定時制)
 WorldwideT3 Coordinator   渡辺 信 (東海大学)
  T3 Japan Administrato   中澤房紀 (Naoco Inc.)

                  

 これから授業にTechnology を活用していこうと考えておられる先生方への講習会を主としたT3 Japan 第9回年会を大阪の清風高等学校で開催いたします。
これまでの教育は,知識の詰め込みのために「覚えること」「練習すること」が中心でした。これは受け身の学習です。試験が終わればきれいに忘れ去られる内容です。これからの学習には「作ること」「鑑賞すること」「発表すること」が大切です。これらは能動的な学習です。これらの能動的な学習活動を取り入れようと思っても,「教科書とチョークと黒板」だけでは革命は起こり得ません。それなりの「道具」が必要です。その道具の一つが「Technology」なのです。日本では「グラフ電卓」と呼ばれている道具です。

 
 しかし,Technologyという言葉にアレルギー症状をおこされる先生方が非常に多いのが,日本の教育現場の実情でしょう。Technologyを教えるのではありません。数学の学習を通して,生徒にどのような力を身につけてもらいたいのか? そのためにどのような授業改革を行うのか?ほとんどの先生は,教科書と黒板と自分の説明だけの授業に限界を感じ,何とか数学の授業を活性化させようと試行錯誤の連続でし ょう。このT3Japan は「授業改革のための道場」なのです。Technologyだけが数学授業活性化の道ではありません。でも一度参加してみましょう。きっと何かヒントになる体験ができるでしょう。


 この会は,日本でおなじみの形式にとらわれたセレモニーなどまったくありません。発表者が自分で自分の持ち時間を自由に運営していきます。Technologyを用いる教育がメインですから,ワークショップ形式が多く,参加者が実験に加わり自分がTechnologyの効果を体験できることが大きな特徴でしょう。とにかく時間を有効に使って,聴講者と発表者が一体となって将来の日本の数学教育を立て直そうという時間なのです。
 この会も第9回を迎えることになり,今年は特に講習会(work shop)を中心に構成しました。Cabriの部屋,グラフ表示の部屋,数式処理の部屋などを作りましたので,その部屋にいるだけで指導者が次々に登場し,2日間で参加者もtechnologyが自分で扱えるようになるようにしました。


 なお,今年は特別企画として,ピーター・フランクル氏に「21世紀にふさわしい数学教育 〜計算力より思考力,考えて学ぼう〜」という演題で講演をしていただくことになっています。
 

公庄庸三(清風高等学校 数学教育研究所所長)

                
お問い合せ T3Japan事務局
〒190-0011
東京都立川市高松町3-14-11 Naoco Inc.内
TEL:042-521-1830 FAX:042-521-1831
E-mail: jimukyoku@t3japan.gr.jp

                 *スパムメール防止のため、メールアドレスの@を全角表示しています。

 

(C) Copyright 1999-2005 T^3Japan All rights reserved

.